AIで失うものばかりを見るよりも、得るものを見るほうが有意義だ
新人に「AI使用禁止令」は是か非か?「仕事の8割はAIに」という活用派 言語脳科学の権威は警鐘「ものを考える人間に一番大事なものを手放している」 | 経済・IT | ABEMA TIMES | アベマタイムズ ビジネスの現場で生成AIの活用が急速に進む中、あえて「新人には使わせない」という決断を下す企業が現れ話題となっている。ある times.abema.tv 序章:炊飯器を使うのにかまどの経験は要らない とある企業が、新人エンジニアにAIツールの使用を禁じた。 AIに任せたコードに800件以上の指摘が積み重なり、本人がその内容をまったく理解できていなかった。だから禁止にした、という理由によるものだ。 しかし、本当に問題はAI自体なのだろうか。いや、そうではない。 必要なのは、正しいAIの使い方を共有することだ。 「間違うからAI禁止」というのは、教育側がラクをしたいだけに過ぎない。 炊飯器で米を炊くために、かまどの経験が必要だろうか? 現代ではほとんどの人がかまどで炊いた経験がない。しかし、誰も炊飯器での炊飯に失敗しない。むしろ、かまどの時より多くの人が、簡単に手間をかけずに米を炊けている。 必要なのは 「炊飯器の正しい使い方を知っている」 ことだ。 つまり、これからのマネジメントに必要なのは、AIを禁止することではなく、 AI社会を前提に「業務と教育」を組み立てること にある。 第1章:AIは「シゴデキ部下」である 優秀な部下は仕事が速い。指示すれば大量のアウトプットを返してくる。 しかし、だからといって丸投げしていいわけではない。部下の成果物に最終的にサインするのは上司であり、その責任を取れるのは 仕事の内容を理解している人間だけだ。 AIも同じ構造を持つ。AIは平気で嘘をつく。もっともらしい文章を生成しながら事実と異なる情報を混入させ、一見動きそうで根本的に間違ったコードを出すことがある。 AIの出力を「神様の答え」として鵜呑みにした結果、800件の指摘が積み上がるまで誰も気づかない——冒頭の新人エンジニアの話は、まさにこれだ。 AIは優秀な人が賢くサボるためのツールであって、無能な人がなんでも丸投げしたらやってくれるお手伝いロボットではない。 この言葉が核心を突いているのは、AIの非対称性を正確に言い当てているからだ。 基礎のある人間を加速し、...