バブル期の古臭い手法を得意気に持ち出されても…
書類選考を「5秒で不採用」になる人が職務経歴書に〈書いていない〉こと 転職活動で「一生懸命書いた職務経歴書がいつも書類選考で落ちる…」と悩んでいませんか?実は、多忙な人事が1通の応募書類を見る diamond.jp 序章|5秒で読んで捨てる傲慢 元記事の中で、元リクルート人事の丸山貴宏氏が語っている。 「人事が1通の職務経歴書を見る時間はわずか5〜10秒。1週間で500通が届く中で、ぱっと見ただけで終わるものも多い」 「人事に『会いたい』と思わせる職務経歴書は『数字』による表現に尽きる」 ダイヤモンド・オンライン この話は求職者へのアドバイスとして書かれている。 しかし本質はそこではない。 これは採用テクニックの問題ではなく、 採用を軽視する会社側の根本的な姿勢の問題 である。 当時のリクルートであればまかり通っていたのかもしれないが、現在は「忙しいから」「効率が大事だから」という言い訳で 人事や採用をインスタントに済ませる時代ではない。 採用こそが組織の最重要ミッションであり、他の業務からリソースを割いてでも手間暇を尽くすべきものである。 現在、丸山氏の言葉に違和感を覚えた人は少なくないはずだ。 第1章|当時の採用は乱痴気パーティー 丸山氏は1963年生まれ、1986年にリクルートに入社し、1993年に独立している。つまり人事採用の実務を担っていたのは、バブル最盛期の間だ。 バブル時代、採用現場はまさに乱痴気パーティー だった。 内定者に海外旅行や豪華国内旅行をプレゼントし、車を贈る企業も珍しくなく、高級レストランでの接待が日常茶飯事。 とにかく人数さえ揃えば誰でも良いという浮かれた環境だった。 そんな時代に通用した「5秒ジャッジ+数字重視」の手法が、現代に通用するだろうか? バブル期に大量採用された世代が今、お荷物化して問題視されている現実を見れば、当時の手法の限界は明白だ。 AIが活用され、人手不足が叫ばれる現代 とは環境が根本的に異なる。 極めて古臭い成功体験を「正しい採用論」としてメディアで振りまく行為は、無責任極まりない。メディアもまた同罪だ。 企業はこうした古い話を真に受けてはいけない。 第2章|現リクルートの採用を「数字」で見てみる 現在の リクルート の採用活動はどうだろうか。 公式サイトによると、FY2024の採用活動規模は以下の通り...